Hole 164　日経カップ挑戦編・圧倒！若手代表選手選考会②

中コース7番　206yards　Par3

続くホールは谷越えのショートホール。結構な距離があります。

ではオナーのＥ君にこのホールの攻め方を聞いてみましょう。

『まず一番打ってはいけないエリアを確認します。このホールだとグリーン左サイドですね。そこに行かないクラブと打ち方を選択します。』

荒ぶってるように見えて意外と冷静に分析しているＥ君。

ということで、５番アイアンのライン出しショットでグリーンを狙って、

グリーン右サイドにオン！やや距離はありますが、Ｅ君も納得の様子です。

同じく、膨大な数式によって導かれたルートに慎重にボールを運ぶ理系ゴルファーＦ君。

これはグリーンの右に外しましたが寄せやすい場所。計算し尽くされた見事なショットです。Ｆ君が無口なのは、頭の中で数式をフル回転させているからなのでしょう。

続く感覚派ゴルファーＫ君は、、、

スッ

お、何やら自信ありげにアイアンを見せびらかしてます。あれ？こんな黒いシャフト使ってたっけ？

『本日デビューのニューシャフト、モーダスツアー１１５です！』

ま、まさかモーダスシリーズの発売１０周年を記念した限定２０００本モデル、【Ｎ．Ｓ．ＰＲＯ　ＭＯＤＵＳ^３ＴＯＵＲ１１５】じゃないですかっ！！

Ｋ君が２０１７年から愛用しているＴＵＮＥ０１ＣＢアイアンですが、シャフト交換はこれで２回目。ミーハーなＫ君ならではのシャフトチョイスです。

さあ、このアイアンでのショットは、、、

ビシッ！！

５番アイアンで、グリーン右からのハイドローを打ってピン左にナイスオン！！性能をばっちり引き出せています。フィッティングでもしたのでしょうか。

『いえ、以前野村タケオさんがこのシャフト良いって言ってたから気になってて。試打もせずにシャフト交換しちゃいました。とりあえず重いです。』

ああ、確かにそんなこともありましたね。去年の年末の対決の時に。

※新サイエンスフィット日記　ｈｏｌｅ１２９

フィッティングもせずにとりあえず限定だしカッコいいし、良いって聞いたから変えちゃうってところが、ミーハーＫ君ならではのシャフトチェンジですが、結果が良くて何よりです。

さあ、Ｆ君は得意のアプローチでピンに寄せます。

が、上り傾斜を読みきれずショート。このホールボギーとしてしまいました。

そしてＥ君のバーディパット。

おっと、これも届かず。タッチが合いません。

さあ、Ｋ君のバーディパットは、

惜しい！けどここはパーを獲得。ちょっと息を吹き返しました。

そしてＥ君はパーパットを、

『んがっ！！！』

めっちゃ怒ってる。やはりモンスターです。

中コース8番　356yards　Par4

さあ、久しぶりにオナーを奪い返したＫ君。短めのサービスホールで気持ちよくドライバーを振ります。

Ｅ君も怒りに任せて振りちぎる！

Ｆ君だって負けていません。

ティーショットは３人ともフェアウェイをとらえています。

３００ヤードドライブのＥ君。セカンドは怒りのウェッジで、

ドズン！

渾身の力でボールとターフをぶっ飛ばして、カップの横数センチに着弾。あわやイーグルという物凄いショットです。

『ふしゅ～。。。』

ヒートアップした自らを鎮めるように目土をするＥ君。基本的には草食系男子なんです。信じてください。

悠然とグリーンに向かうＥ君。

ん？

あれれ？ピン横に着弾したはずのボールが強烈すぎるバックスピンでカラーまで戻っちゃってます。

『んごごごご。。。（怒）』

怒りに震えるＥ君は置いといて、Ｆ君のバーディーパット。

あー、惜しい！

結局Ｅ君は寄せワンのパー。

Ｋ君は３オン２パットでボギー。

Ｆ君は、

あっと、また短いパットを外してしまいました。

『・・・。』

いつも通りの笑顔ですが、おそらく怒ってると思います。誰にも伝わらないけど。

中コース9番　532yards　Par5

さあ、ようやく前半の最終ホール。（ずいぶん時間がかかったなあ）

ティーショットは広々としてますが、セカンドショット以降は池があったり戦略性が高まります。

さあ、再び怒りパワーを溜めたＥ君のティーショット。怒りパワーも測定してみましょう。

ドゴーン！

これもボール初速７４ｍ／ｓを越えるモンスターショット。推定飛距離は３０４ヤードです。

そしてＫ君。

あれれ？またまた計測エラーです。ちなみにボールは引っかけて左の斜面へ。測定器があると球が暴れるタイプです。

そしてちょっぴりお怒りのＦ君。

お、今度はミート率がめちゃくちゃ良いけど、ボールは右の林へ。

では、せっかくなので私も計測させていただきます。

軽く振ってもヘッドが走る感覚がなんとなくわかってきました。腕力に頼らないスイングを勉強中です。

２打目地点、Ｋ君は林からフェアウェイを狙いますがこれはトップしてラフ。

そしてＦ君のティーショットは、

『赤杭に入ってました。』

残念ながらレッドペナルティエリア。

動揺したのか３打目をチョロ。４打目で果敢にもグリーンを狙います。

ポチャ。

『池ですね。』

冷戦、確実に着実に進んできたＦ君のコンピュータが徐々に狂い始めています。コンピュータは暑さに弱いって言うからしょうがないですね。

さあ、ようやくＥ君の出番。残りは２２０ヤード、ラフからＱで狙います。

パキィーン！

うお、凄い弾道。ボールはグリーンをキャリーで越えて奥のネットを直撃。恐るべきモンスターパワーです。

グリーン周りではＫ君が苦手なバンカーでオロオロしています。

ネット直撃で上手く跳ね返ってきたＥ君のボール。しかしラフから下り傾斜のグリーンにボールを止めないといけません。

これをロブショットでピン横にピタリ。お見事！

そして２メートルのバーディパットは、

入れた！遂に来ました。今日初バーディー！！

『っしゃー！！！』

野獣の雄たけびをあげるＥ君。

１パットで決めてボギーで耐えたＫ君。

最後の最後で作戦が狂って９を叩いてしまったＦ君。

さあ、そして前半９ホールを終えた３人の結果は、、、

Ｅ君はさすがの３７！

Ｆ君は最後崩れて４６！

Ｋ君は序盤で終わっちゃてて、なんと５１ー！！

『そして、Ｎさんは５２で最下位ー。』

『ティーショットがほとんど左で、ＯＢか林でした。えらいすんません。』

やっぱり平均スコア１２０の初心者ゴルファーと楽しくラウンドするのと、代表選手選考会だと力の入り方が全然違いますね。普段の倍以上ボールが曲がっていました。

まあ、私は若手選考会には関係ありませんので置いといて、いきなり大ピンチのＫ君。

でもまだ前半が終わったばかり。爆発力のあるＫ君なので何があるかわかりません。まずはランチをたべてパワーチャージしましょう。

『すいません、メロンソーダと、おそばお願いします。』

※ゴルフクラブをもたないと、本来の草食系男子に戻るＥ君。

日経カップ代表選手若手選考会、ほぼ結果は見えていますが、Ｋ君に最後の最後までご期待ください。

次回、後半９ホールにつづく。

―新サイエンスフィット日記・登場人物紹介―

ＰＲＧＲサイエンスフィット日記メンバー　Ｋ

ベストスコア８１、平均スコア９４。スイングレベル３の偉大なる凡人。どうしても新しいクラブが気になっちゃって、毎年ドライバーを買い換えちゃう。アイアンは５年近く愛用しているが、シャフト交換の費用だけで新しいアイアンが買えるくらいの資金を投入しています。

ＰＲＧＲサイエンスフィット日記メンバー　Ｆ

ベストスコア７６、平均スコア８７。スイングレベル４の冷静な賢者。上手くいかないとイライラしたり、怒ったりもするけど、それが周囲にはまったくわからないという賢者。でも少しの気温の変化で大量の汗が吹き出るので、それはすぐ周囲に伝わっちゃう。

ＰＲＧＲ営業マン　Ｅ君

ベストスコア６５、平均スコア７４。平均飛距離３００ヤードのモンスター。豪快なショットとは裏腹にランチは小食系男子。メロンソーダは色が好き。というボタニカル系男子。

ＰＲＧＲサイエンスフィット日記筆者　Ｎ

生まれ変わってゴルフ歴１年目。生まれ変わってからのベストスコアは８９。おかしいなあ、やっぱり力入っちゃうのかなあ。と思いながら右を向いて豪快なフックボールで左にＯＢを連発。おかしいなあ。。。

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