Hole 153 無資格インストラクターがサイエンスフィットレッスンをやってみた。【前編】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

熱狂ゴルファーの皆さま、こんにちは。

PRGRで販促を担当しております、Nです。

ゴルフメーカーPRGRが誇る、科学的なスイング解析とレッスンを融合させたゴルフ上達メソッド『サイエンス・フィット』に通って、楽しく、真剣にレベルアップを目指すゴルファーの姿を追い続ける”ほぼ”リアルドキュメントブログ、サイエンスフィット日記

前回お届けしました、サイエンスフィット日記メンバーK君の2021年初ラウンドは、後輩と対戦するものの圧倒的実力差で大敗を喫する屈辱的なものでした。

Hole 152 2021年最初の戦いが決着!

 

が、

 

そんなK君の屈辱を遥かに上回る屈辱を味わったのがこの男。

そう、サイエンスフィット日記を執筆している私(N)です。

『んぐぐぐぐ、、、くそう!もうゴルフなんか辞めてやる。サイエンスフィット日記も辞めるっ!』

誰だってゴルフをしていれば一度はこんな気持ちになったことあると思います。(え?私だけですか?)

 

そんな荒んだ心を”ととのえ”に訪れたのがこちら。

■東京 銀座

あれだけ得意だったユーティリティがラウンド中に全く当たらなくなって、シャンク、ダフリ、トップのオンパレード。この原因を探るべく、悩めるゴルファーの駆け込み寺、PRGR GINZA EXにやってきました。

今回はここでサイエンス・フィットを受け、カリスマインストラクターに壊れたスイングの原因解析を、、、

『あれ?お客様のレッスン中かあ。』

PRGRサイエンスフィットは完全予約制です。アポなしで来店いただいても受講できませんのでご注意くださいませ。

とりあえず他のブースを覗いてみると、

別の人が、真剣にスイングデータを解析していました。この人にサイエンスフィットをお願いしちゃいましょう。

 

『すいません。あの~、サイエンスフィットを受けたいんですけど・・・』

アポ無しの非礼を詫び、深々と頭を下げお願いするN。

すると、

 

『僕で良いなら、やりましょうか?』

 

そう言って、ゆっくり振り返ったその男は、、、

サイエンスフィット日記メンバー、K君でした!

どうやら自主練習のため、GINZA EXを訪れていた様です。

 

『もう4年近くサイエンスフィットでレッスンを受け続けてきたので、ある程度のノウハウは頭に入っています。Nさんの崩れまくったスイングを修復してみましょう。』

『ほんと!?嬉しい、ありがとうございます!!』

サイエンスフィット・インストラクターの資格は無いものの、カリスマフィッターからサイエンスフィットレッスンを受け続けているK君なら、門前の小僧習わぬ何とかで私の悩みを解消してくれるかもしれません。しかもPRGR敏腕営業マンとして、普段からイベント等でお客様のクラブフィッティングをする機会の多いK君。今回ばかりは普段の上下関係を逆転して、Kさんに頭を下げることにしました。

 

無資格K君によるサイエンスフィット・レッスン

ということで、最新計測機器を使用したスイング解析ティーチングメソッド、”サイエンス・フィット”のBティーチングコース【50分通常12,430円(税込み)】を特別に無料で行ってもらいます。Kコーチ、ありがとうございます!

 

①問診

まずは問診表にゴルフの頻度、球筋傾向、お悩み等を記入していきます。”ラウンド月1、練習週1、YouTube1日3時間。全てのクラブが当たりません、タスケテ”と記入。

 

ふむふむ。という感じで問診表を確認するKコーチ。

特にコメントはありません。

 

何かコメントを欲しがるN。

※本来のサイエンス・フィットではもちろんお客様用の椅子が用意されますが、今日は無料サービスなので仕方がありません。

 

と、おもむろにクラブを準備するKコーチ。

『では、まずはドライバーを打ってみてください。様々なデータを計測します。』

と計測クラブを渡してくれるKコーチ。

ヘッドのクラウン部分には反射シールが貼ってあります。これでインパクト前後のヘッドの詳細な動きを計測するのです。

 

②計測

ではさっそく、独自に作り上げた私の最新スイングを披露したいと思います。

うん、調子は悪くなさそうです。

 

セルフ解説させていただくと、まず”ガーっ”とアウトサイドにクラブを振り上げ、

”カクっ”と左手を掌屈して、

”ストン”とクラブを後ろに倒し、

同時に”ググっ”としゃがみこみ、

そこから、

”どーーーん!”と地面を蹴って一気に伸び上がる。

なんかアドレスしてたところと全然違うところでフィニッシュしてますが、とにかくこれが私の最新スイングです。

 

なお、普段撮影しているNが今回は被写体となっているので、Kコーチにはカメラマンも兼任してもらってます。

※モデルのような立ち姿で撮影するKコーチ。素敵です。

 

最新機器で計測した結果を画面で確認するKコーチ、静かな時が流れ続けています。

ちなみにその模様は、

打席からNが撮影。K君によるサイエンスフィットも史上初なら、お互いを撮り合うこの撮影方法も史上初です。

 

さあ、弾道が出てきました。

お、飛距離255ヤードのフェードボール!自分的には最高のショットです。コースでは頑張っても230ヤードだったのに何でだろう。

 

『ナイスショットですね。』

ひと言、ぽつりとつぶやくKコーチ。カリスマ感が出てきました。

 

さらに、インパクト前後のヘッドの挙動計測結果も確認。

 

『スイング軌道は、、、インサイドアウト、アッパー軌道の【Aゾーン】です。アマチュアゴルファーがまず目指すべきポジションにしっかりいます。』

褒めてもらいました。嬉しい。

 

『フェースのローテーションは多くないですね。ヘッド軌道とフェースの向きがぴったり一致しているので、理想的です。』

やった!っていうか、アレ?じゃあスイングに問題無いんじゃないの?

 

すると、何かをクラブに取り付け始めたKコーチ。

『今度はシャフトの動きを測定するので、これで打ってみてください。』

グリップの下に取り付けられたセンサーで、スイングを3次元に計測するRED EYES ROBO3。

これでもう一度ショット。

その結果が、

 

 

固まるKコーチ。

 

『す、すいませーん、長井コーチィ!!』

どうやらソフトの使い方がわからなかった模様。たまたま居合わせた長井コーチに操作方法を教えてもらうKコーチ。

ただひたすら、時間だけが静かに流れていきます。

 

③解析

さあ、ではKコーチに解析してもらいましょう。

これが私のスイングデータですが、数字がいっぱい表示されています。

『え、、、と。リストターン比率が7.8というのは、ボディターンスイングということです。この数値が10を境に少ないとボディターン、多いとリストターンとなります。』

非常に簡潔に私のスイングを説明してくれたKさん。それ以外のたくさんの数字が何なのかは謎です。

 

『で、ではスイングの動画も確認してみましょう、、、あれ?え、あれ??長井コーチィー!!』

動画ソフトが消えてしまって焦るKコーチ、懸命な復旧活動を後ろから見守るしかありません。

 

―10分後―

ようやく復活しました。では解説してもらいましょう。

『アドレス時に後方から撮影した動画です。ボールとシャフトを結んだ線とボールと首を結んだ線で作ったVゾーンを画面上に引き、クラブヘッドがどこを通過しているか確認しましょう。』

『テークバックではVゾーンより上を通り、インパクトではVゾーンの下からヘッドが来てますね。ヘッド軌道はVゾーンの中に収まるのが理想です。』

 

『ふーん。じゃあどうしたらそれが直るの?』

 

『えーと、えーと、Kさんのスイングで気になるのは、ダウンスイングで”タメ”が出来ていないことですね(汗)』

思い出したかのように唐突に”タメ”について指摘するKさん。どうやらシャフト挙動計測時の【アンコック角】というのが87度で少なかったらしいです。

では、タメを作る練習をKコーチに教えてもらいましょう。

 

④ティーチング

『えー、、、タメを作るためには、野球のバッティングスイングが有効かもしれません。練習してみましょう(汗汗)』

と、短い練習用クラブを持ち出すKコーチ。野球のバットスイングをするように指示されたので、よくわからないけど。

振ってみます。

 

『全然ダメです。こうです!』

ブオン!!

鋭いスイング音を響かせるK君、さすが長野県屈指の強豪校出身の高校球児です。

 

だが、ここで遂に、

『ていうか俺卓球部だし、野球のスイングなんてわからないよ!そもそも野球部のやつらは雨になると体育館に来て、俺たちの神聖な卓球台を占領して遊ぶからムカつくんだよ。怖くて文句言えなかったけど!』

ひょんなことから不満が爆発。

 

『だいたい時間ばっかりかかって、ろくに説明も出来ない。機械も上手く使えない、レッスンもわかりづらい。どうなってるんだ、こっちは客だぞ!』

お金を払ってないので客ではありませんが、さあ、いよいよ困り果てたKコーチ。

おもむろに1本のドライバーを取り出します。

『こ、これです!このクラブがNさんにおすすめです。ぜひ打ってみてください。』

と、手渡されたのはPRGR史上最大、ルールギリギリの慣性モーメントを誇る、egg EXTREMEドライバーでした。

シャローバック形状の4素材複合ヘッドは投影面積が大きく、ドライバーが苦手な私にも安心感を与えてくれます。

では打ってみましょう。

バカーーーン!!

おおっ!!

スゲー!!!

まさにエクストリームな飛び!そして私のような暴れまくるスイングにはもってこいの安定感です。

『先ほどより飛距離が8.4ヤードアップしてます。とにかく直進性が高いドライバーなので、安心して振れます。おすすめです!』

と、自信満々にガッツポーズするKコーチ。

サイエンスフィットでスイング解析をして不調の原因を見つけ出し、効果的な課題克服の練習法を教えてもらおうと思ったら、いつの間にかクラブフィッティングになってました。

でも、これだったら、サイエンス・フィットAコース(クラブフィッティング)【50分 8,800円(税込)】でよかったんじゃない?

 

ちなみにKコーチの後ろにある時計を確認すると、

開始からすでに1時間50分経過。

1コマ50分のサイエンスフィットBコースを1時間も超過していました。

 

と、そこへ

 

『ちょっと、ちょっと。大丈夫か!?』

 

呆れながら登場した後姿。

このつづきは、、、後編へ続きます。

 

―新サイエンスフィット日記・登場人物紹介―

PRGRサイエンスフィット日記メンバー K

サイエンスフィット日記開始当時からの出演者であり当ブログの主人公。ベストスコア81、平均スコア94。毎週のようにフィッティングイベントをおこない、お客様のスイング、弾道を見て、最適クラブをフィッティングする能力に長けている。が、レッスンとなると話は別。そもそもスイング知識も無いし自分のスイングのことも理解していないので、レッスンが出来るはずが無い。

 

PRGRサイエンスフィット日記筆者 N

ゴルフ歴20数年。2021年平均スコアは99。あらゆるゴルフ系YouTubeを見尽くし、それそれの良いところをミックスしたら最強スイングが出来ると思い込んでいる男。無駄な知識を貯めこみすぎているので、レッスンされるとつい反論したくなっちゃう、厄介系こじれゴルファー。

 

―サイエンスフィット・キャンペーンのお知らせ―

PRGRサイエンスフィット直営店では、ただいま『春のラウンド応援キャンペーン』を実施しております。K君のような無資格ではない経験豊富なコーチ陣によるサイエンスフィットの短期集中3回レッスンを特別価格でご用意。さらに3回レッスンを受講された方には、PRGR直営店で使用できる特別クーポンをプレゼントしています。この機会にぜひご利用くださいませ。

■キャンペーンの詳細はこちら

 

―合わせて読みたい―

PRGRのクラブの歴史、開発現場を紹介する新しいコンテンツ、PRGRクラブ開発物語・ギアスト!PRGR WEBにて大好評連載中

■PRGRクラブ開発物語・ギアスト!はこちら

 

 

 

コメント

  1. K島 より:

    Nさんのダイナミックなスイング!さすがです!エッグ飛びますね〜

    1. prgr より:

      K島さん
      コメントありがとうございます!このダイナミックなスイングが全ての元凶です。心を入れ替えて頑張ります(^_^)

コメントする

*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)