Hole 107 ゴルフメーカー最前線。PRGRツアーバンに潜入!

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熱狂ゴルファーの皆さま、こんにちは。

PRGRで販促を担当しております、Nです。

ゴルフメーカーPRGRが誇る、科学的なスイング解析とレッスンを融合させたゴルフ上達メソッド『サイエンス・フィット』に通って、楽しく・真剣にレベルアップを目指すゴルファーの姿を追い続ける”ほぼ”リアルドキュメントブログ、サイエンスフィット日記

TEAMプロギア辻梨恵プロ、森田理香子プロと、スペシャルゲストが目白押しの今月。

プロの技術と迫力のショットを見ているとゴルフがしたくなるし、新しいクラブも欲しくなるし、(家計にとって)悪い虫が疼きまくっています。

 

ということで、居てもたってもいられなくなったので、ちょっと現場廻りをしてみることとしました。ちなみにゴルフメーカーにとっての現場廻りとは、、、

まずは試打会ですね。

秋のゴルフシーズンに入りPRGRだけでなく各社からNEWモデルが発売され、現場は活気づいているはずです。今回はそんな現場の模様をお届けしたいと思います。

 

サイエンスフィット日記メンバーの現場活動

まずやってきたのは千葉県の練習場。

■PM3:20 千葉県 某ゴルフ練習場

ここで慌しく動きまわっていたのは、、、

サイエンスフィット日記メンバー、永遠に70台が出なさそうなアベレージゴルファーK君です。

 

『っていうか何その山賊みたいなスタイル!!』

顔の下半分はバンダナで覆い、フェイスシールドも装着するという衛生意識の高さ。

もはや恐怖すら覚えます。

『今日は得意先の顧客様向けにサイエンスフィットの機材を持ち込んでフィッティングイベントをやっているんです。そしたら顧客様からPRGRスタッフ用にこのコロナ対策セットをいただいたんです。PRGRクラブを使っていただけるだけじゃなくて、僕らのことを思って応援してくれるなんて感動です。』

サイエンスフィット日記読者の皆さんからも常に応援されているK君ですが、普段はPRGRの営業マンとして現場を走り回っており、お客様からも愛されているようです。ファンの存在ってありがたいですね。元気が出ます。

 

『いいねぇ、山賊とか言って悪かったよ。最高だよ!ちなみに俺にもちょっと打たせてくれない?』

 

『すいません、今日は予約いただいた顧客様向けのイベントで、全て予約で埋まってるんですよ。あと、どうせ買わないでしょ?』

うむむむ。お客様第一優先と言われたらそれを覆す言葉はありません。残念ですが今日のところは迷惑にならないうちに退散したいと思います。

 

まあPRGRクラブの試打はいつでもできるし、できれば他社の話題の新商品も打ってみたいので、ゴルフメーカーにとってもうひとつの現場、ゴルフショップに行ってみたいと思います。

 

■PM17:00 東京都内 某ゴルフショップ

たどりついたゴルフショップの駐車場の片隅で、なにやらひとりで作業している男性が。

 

『ふんっ!』

『ぬおおおおおおー!!』

よく見たら、サイエンスフィット日記メンバーのエリートゴルファーU君でした。

彼もまたPRGRの営業マンとしてPRGR商品の拡販に日々尽力しているのですが、ゴルフ場での王様のような自信と気品に満ちた姿はそこには無く、現場ドブ板営業マンとして汗にまみれていたのでした。

 

『イベントの準備でもしてるのかな?大変だなあ。手伝わされたら面倒だから次行こう。』

ひとりで頑張るU君の邪魔をしても悪いので、次の現場に向かうこととしました。

 

■PM20:00 東京都内 某ゴルフショップ

次に訪れた現場では、閉店時間と同時に動き出す集団が。

手際よく演出物を設置しコーナーを作り上げ、クラブを黙々と並べている男。よく見ると、

サイエンスフィット日記メンバー、100切りゴルファーのM君でした。

『もう閉店じゃ無いの?ずいぶん遅くに動き出すんだなぁ。』

 

『今日はこのショップ内のPRGRコーナーをリニューアルするんです。昼間はお客様の迷惑になりますからね。』

 

『そうか、遅くまでご苦労様。俺はもう終電(ウソ)だから帰るけど頑張ってな。ファイト!』

PRGR最若手営業マンにもPRGR現場イズムはしっかり根付いていました。ショップ内で光り輝くよう立派なPRGRコーナーを作ってください。おやすみ。

 

ということで現場営業チームはなかなか忙しそうにしてますので、私の相手をしてくれませんでした。日をあらためたいと思います。

 

PRGRツアーバス イベント

■日曜日 埼玉県 某ゴルフショップ

日をあらためて訪れた休日のゴルフショップ。

今日ここを訪れたのは、、、

当ブログでもお馴染みのPGAレッスンプロ資格を持つコムタン(小村プロ)によるクラブフィッティングイベントが開催されているからです。

通常の試打会よりもさらに豊富に取り揃えられたヘッドパーツと膨大な種類のカスタムシャフト。

さらに前回紹介しましたサイエンスフィット・クラブフィッティングコースと同じ測定機器を持ち込み、お客様のお悩みを解消する最適クラブフィッティングをおこなうのです。

『お疲れ様でーす。どうですか?忙しいですか?』

 

『忙しいなんてもんちゃうで。予約もびっしり入ってるからお昼休憩もなかなか入られへん。今日は”ツアーバスイベント”やからな。お客さんも買う気満々で来てるから、こっちも手ぇ抜けんやろ。ありがたいこっちゃで。』

そうなんです。今日は、

普段トーナメントでプロサポートをおこなっているツアーバンと熟練クラフトマンが駆けつけ、コムタンがフィッティングしてお客様が納得したクラブをその場で作り上げ販売するという『PRGRツアーバスイベント』の日なのです。

コムタンは忙しそうにしているので、バスの中を覗いてみましょう。

 

ガチャッ

 

『ど~も、お疲れ様でーす。』

と、開けたその車内には、

ずーーーーん。

シビアなツアー会場の雰囲気がそのまま持ち込まれていました。

 

永年ツアーの現場で使い込まれた機材、道具の数々。

豊富なヘッド、シャフト部材。

そして、

ツアープロの高い要求に応え続けてきた男達の技術と矜持。

それらが凝縮された、なんともシリアスな空気に包まれた空間です。

 

ガチャッ!

 

『お疲れ様です。オーダー入りました!お願いします。』

と、バスの中に駆け込んできたサイエンスフィット日記メンバーのU君。今日はU君の担当ゴルフショップでのツアーバスイベントなので、U君は店内とバスをつなぐ連絡係として大忙しなのです。

コムタンフィッティングでお客様から注文いただいたオーダーシート。このシートをもとに、クラフトマンが世界に1本のお客様だけのクラブを作り上げます。

 

『でもRS5ドライバーはカチャカチャだから、カートリッジシャフトをヘッドに挿せばいいんですよね。2・3分でできるんじゃないですか?』

 

『・・・。』

普段やさしいクラフトマンが固まりました。”てめえ、舐めたこと言ってんじゃねえぞ”と言いたげな感じです。折角だから通算113勝のレジェンドや、賞金女王6回の女子プロなど今まで非常に多くのプロのクラブを作り上げてきたクラフトマンの技術を見てみましょう。

 

ツアークラフトマン 匠の技

部材ピックアップ

まずはオーダーいただいたヘッド、シャフト、グリップをピックアップします。

 

『えー、1本作るためにこんなにヘッドを用意するんですか?』

 

『同じヘッドでも、0.1グラム単位で微妙な質量差があるからね。目標スペックに近づけるために最適なヘッドをチョイスするんだ。』

ちなみにシャフトの先端に付いているスリーブはヘッドの一部とのこと。カートリッジシャフトの先端に付いてるからシャフトの一部だと思ってました。

 

シャフトカット

 

『オーダーが45.5インチだから45.5インチで切るんですか?』

 

『いやいや。45.5インチはヘッドとグリップを付けた状態の長さだから、シャフトは結果的に45.5インチになるようにミリ単位でカットするんだよ。』

実はクラブ長さはメーカーによって測定方法は異なるのですが、PRGRはJGGA(日本ゴルフ用品協会)測定法を採用しています。

■JGGA測定法についてはこちら

今回はシャフト長1116ミリにすべく、シャフトカッターでバット(手元)側をカットしました。

 

バリ取り

切断面はカーボン繊維がささくれているので、グラインダーで断面を整えます。

 

先端粗し

続いて、シャフトの先端をカッターで削っています。これを”粗し(あらし)”と言うらしいです。

『ヘッドに接着する部分(挿入しろ)のシャフトの塗装を削っているんだ。塗装したままだと塗装が剥がれてヘッドが抜けてしまう危険があるから。』

見えないとこにも隠れた手間があるんですね。この粗し作業も均一に削る技術力が必要となります。

 

ソケット装着

続いてはヘッドとシャフトの継ぎ目の段差を埋めるため、セルロイドでできたソケットを専用冶具とハンマーでシャフトにはめていきます。ソケットは見た目の飾りだけでなく、インパクトの衝撃を緩衝する役割も担っているのです。

 

グリップ装着

続いては皆さんご存知のグリップ交換。

私もたまに自分でやりますが、、、

さすがプロの技ですね、流れるような動きであっという間にビシッとグリップが装着されました。

 

仮バラ(仮バランス取り)

ここでヘッドとシャフトを仮につけて、質量とバランスを確認します。

『仮組みしたクラブにヘッドのシュリンク(ビニール)分を差し引いて、接着剤分を足して質量、バランスが目標値になっているか確認するんだ。ヘッドを接着したあとには調整できないからね。』

ちなみに質量にかなりこだわってますが、なぜ”重量”じゃなくて”質量”なのかを聞くと、『質量はその物質の本来の量で、重量はその物体が重力により受ける力。質量はどこでも同じだけど、重量は緯度によって変化が生まれる。』とのことです。よくわかりませんがとにかくこだわりが強いことはわかりました。

 

接着

さあようやく接着です。2つのアクリル接着剤を混ぜ合わせ、

シャフト先端の粗した部分にたっぷり接着剤を付け、

ヘッドのスリーブ内部にも接着剤をつけ、

と、ここで糸のようなものをシャフトと一緒に挿しこみます。何でしょう?

 

『接着剤が硬化するまでにシャフトが動かないように、隙間にナイロン糸を入れて固定しているんだ。シャフトが傾いて固まってしまうと構えた顔つきが変わるから。』

ちなみに細さの異なるナイロン糸を5種類用意し、様々な隙間に対応しているようです。

遂にヘッドにシャフトを装着。

はみ出したナイロン糸をカットし、接着剤をふき取ります。

 

仕上げ

最後にスリーブを溶剤で綺麗に磨いて。

グリップのベタつきを拭きとり、シャフトを磨き上げて組み立て完了です。

 

確認・乾燥

完成したクラブのフェースの向きなどを最終チェックし、模倣品対策ラベルを貼り付け、

保証書とヘッドカバーを添付し、接着剤が硬化してグリップが乾くのを小一時間待ってからお客様へお渡しとなります。

【ご注意】模倣品にはご注意ください。PRGRクラブは保証書のある正規販売店にてご購入くださいませ。

 

『いやあ、何とも手の込んだ仕事をしてるんですね。2・3分でできるなんて言ってすいませんでした。今日みたいにオーダーが連発すると休む間も無いですね。』

 

『まあ、ヘッドとシャフトをくっつけてグリップを挿すだけなんだけど、お客様にとっては世界に1本のマイクラブだからできる限り要望を聞いて、しっかり丁寧に魂込めて組んでるから時間はかかるよね。』

なるほど。超一流の寿司職人さんは、厳選された素材を丁寧な仕事で寿司ネタにし、さらに永年培ってきた類まれな技術でお客様の好みに合わせて最高の寿司を握りますが、クラフトマンの仕事はこれと同じようなことなのかもしれません。

私自身ゴルフメーカーにいながらここまで深くクラブ組み立ての現場を知らなかったことを反省しつつ、クラブスペックについてかなり興味が湧いてきました。

 

マイクラブチェック

ということで早速マイドライバーのスペックをチェックしてみることにしました。

 

ちなみに私(N)の最新エースドライバーがこちら。

PRGR iD435ドライバー(2010年モデル)です!

ドライバーが大の苦手でユーティリティが大好物の私が、ユーティリティー感覚で打てるように改造したクラブです。

これ自分の勘でシャフトを切って、適当にウエイトを貼っただけなので、どんなスペックになってるのか知りません。バスの機材でこのドライバーのスペックを調べてみたいと思います。

※クラブ改造は楽しいけど本人の責任で安全に十分注意しておこなってください。改造したクラブはメーカー保証対象外となりますのでご注意ください。

 

ちなみにロフトは9.5度で、シャフトはフジクラのモトーレVC6.2のSシャフト(2010年モデル)。

とりあえず長さは、、、

RS5フェアウェイウッドの3番とだいたい同じ長さなので、42.5インチくらいでしょうか。愛用のZOOMXユーティリティの2番が41インチなので、ちょうどいい感じです。

バランスを測ると、

C-7!ヘッドの存在を主張しすぎない、奥ゆかしい数値です。適当に貼った8グラムのウェイトがいい仕事してます。

クラブ質量は310.4グラム。バランスが軽いので重さを感じません。

 

最後に自分で入れたグリップの入り方を確認。

『めちゃくちゃ捩れて入ってる。まあいいか。』

このドライバーをダウンブローでカット気味に打って、低いフェードボールが打てたら最高だな。コースで試したいな~。。。と妄想していると、

 

ガチャッ

 

『はあはあ、お疲れ様です。コムタンフィッティングでフルセットオーダー入りましたー!!お願いします。』

ひっきりなしに入ってくるオーダー。U君も担当としてフル回転の忙しさです。ゴルフシーズンに入っていよいよ現場も活況のようです。皆さまもぜひ、クラブ選びの際はPRGR試打会、PRGRツアーバスイベントをご利用くださいませ。

■PRGR試打会・ツアーバスイベントのスケジュールはこちら

 

『U、お疲れ。クラブ作ってるの見てるとゴルフしたくなるよなあ。』

 

『そうですね、僕も土日はイベントばかりなので、今度平日に代休とってゴルフ行くんです。ひとり空いてるんでNさんも来ますか?』

 

『行く!行きたい!!お願いします!!!』

 

今回はゴルフメーカーの営業としての現場をお届けしましたが、やっぱりゴルファーの現場はゴルフ場ですよね。

ということで次回のサイエンスフィット日記はゴルフ場からお届けします。TEAM PRGR辻梨恵プロ、森田理香子プロに続く、意外なスペシャルゲストも登場しますのでお楽しみに!

 

つづく

 

 

 

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