PartⅢ.16『日経カップ予選/ハーフチェック』

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皆さま、こんにちは。

プロギアで販売促進を担当しているNです。

 

PRGRの新しい直営レッスンスタジオ『PRGR GINZA EX』に通って本気で上達を目指すゴルファーを紹介する(ほぼ)リアルドキュメントブログ、サイエンスフィット日記。

第3部では”競技に挑戦”をテーマに新たなメンバーを迎え、サイエンスフィットで腕を磨き、さまざまな競技にチャレンジしていく模様をレポートしております。特に、企業対抗ゴルフの最高峰『日経カップ・企業対抗ゴルフ2018』に挑戦するプロギアチームの奮闘を中心にお届けしています。

 

いよいよ始まった日経カップ。プロギアチームは前半のスタートを無事終えました。

 

 

駆けつけたプロギア大応援団は休む間もなく前半ハーフの最終ホールに移動し、選手を出迎えます。

 

 

前半最終ホールの苦闘

まず応援団が向かったのは、インコースの最終18番ホール。

386ヤードの軽いドッグレッグのミドルホール。グリーン右手前には松の木がありスタイミーになりますので、ティーショットはフェアウェイ左サイドに落としたいところ。

そこに姿を見せたのは、チーム最年長のレジェンドM選手です。

定石通りフェアウェイ左サイドからグリーンを狙いましたがややショート。花道からのアプローチ勝負。大応援団も息を呑んで見守ります。

 

このアプローチショットは、

 

むむ、、、ややショート。

カップまで1.7メートルを残しました。

そしてこのパットを、

惜しくも外してボギーフィニッシュ!

普段陽気なM選手が肩を落としてホールアウトしてきました。

 

M選手 『ごめん、やってまった。43だわ。』

 

なんと!想定外のスコア。応援団もまさかのスコアに戸惑っています。

普段は楽々70台でゴルフするM選手ですが、今日の目標はアンダーで回ること。攻めに攻めた結果がすべて裏目に出てしまったようです。悔しさを滲ませるM選手。普段見せない真剣な表情で午後のラウンドでのカムバックを誓います。

※レジェンドM選手の想定外のスコアに、苦虫を鼻から吸い込んだような顔を見せる応援団員。

 

 

応援団員1 『意外にやっちゃいましたね。でも後半アンダーでまわってきたら全然問題ないですよね。』

S常務 『まぁ、まだはじまったばかりだし大丈夫だろ。』

応援団員2 『Yさんがパープレーでまわってくればひと安心ですね。もしかしたらアンダーかも!』

応援団の楽観的なスコア予想に再び応援団は盛り上がりを見せ、続いてあがってくるY選手の応援に向かいました。

 


Y選手があがってくるのはアウトコース9番。493ヤードのロングホールです。

距離は短めで2オンも可能ですがティーショットの落としどころはやや狭く、グリーン手前100ヤード地点には池がありグリーン周りはバンカーが取り囲んでいるので、池の手前に刻んで3打目勝負をする選手が多いホールです。

応援団もY選手が姿を表すのを今や遅しと待ち構えております。

 

N 『あ!ティーグラウンドにあがってきた。でもロングホールだから遠すぎて見えないわ。K、頼む。』

K君 『了解しました。E-グラス、オン!』

K君 『見えました。Yさんは3番目に打ちますね。打ちました。あ、右です。林に突入しました。ピンチです。』

 

珍しくショットを乱している様子のY選手。

ちなみにK君のE-グラスとは、E-girlsのライブでお目当てのメンバーを少しでも間近で見れるように購入したオペラグラスである。普段はE-girlsのライブ以外で使用することは無いのだが、この大事な試合の為に持ち出してくれたのでした。

※奥様からは”キモイから捨てて”と非常に評判の悪かったK君自慢のE-グラスがはじめて人の役に立ちました!

 

K君(E-グラス装着中) 『あ~、林の中から前には打てそうに無いので、2打目は横に出しました。まだ200ヤード以上残ってますね。』

K君(E-グラス装着中) 『3打目打ちます。打った。おお!!!』

 

 

どん

 

なんと残り210ヤードを3番ユーティリティでピン横3メートルに乗せてきました!

目の前に突然表れたエースY選手のボールに沸き立つ応援団。

そしてこのバーディーパットを。

 

見事決めてバーディーフィニッシュ!盛り上がるプロギア大応援団!!

 

だが応援団の大声援に迎えられホールアウトするエースY選手に笑顔はありません。

Y選手 『すいません、、、41です。』

 

まさかのスコアに一瞬固まる応援団。

事態はシナリオよりも悪いほうへ動き出しているようです。

 

個人戦ではなく、団体戦だ。と思えば思うほど攻められずに守りに入ったうえに、1ホール大叩きしてしまってそれを挽回できなかったというY選手。

※落ち込むY選手にどう対応したら良いかわからず、とりあえず愛犬の話題を振ってみる愛犬家仲間のS常務。

 

 

応援団員1 『まさかYさんも打っちゃうとは。ちょっとピンチですかねぇ。。。』

S常務 『う~ん、、、でも後半はふたりとも盛り返すだろう。問題は3人目のスコアだ。』

応援団員2 『Nキャプテンはプレッシャーに強いから、大丈夫ですよね。』

若干テンションを下げながらも、3人目の男、Nキャプテンに期待を寄せる応援団。

 

 


Nキャプテンがアウト9番ロングホールにやってきました。

 

N 『見えないな。。。K、頼む!』

K君 『はい!了解です。』

 

K君(E-グラス装着中) 『Nキャプテンはティーショットを2番目に打ちます。お、打った、フェアウェイど真ん中です。』

K君(E-グラス装着中) 『2打目は刻みますね。おお、ナイス、池の手前、残り130ヤードです。』

K君(E-グラス装着中) 『3打目打ちます。あっ、』

 

 

9番アイアンで打ったサードショットは無情にもグリーン右サイドのバンカーへ。

PRGR GINZA EXでの解析時に、ショートアイアンが右に出ることを悩んでいたNキャプテン。肝心な場面で痛恨のミスショットが出てしまいました。

 

このコースのバンカーは、砂がフカフカで各選手非常に苦戦しています。入れてはいけないバンカーにつかまったNキャプテンのバンカーショットは出ただけ。やはりここのバンカーは難しいようです。

アプローチを寄せて、ワンパットで決めてボギー。

 

Nキャプテン 『お疲れ様です。すいません、45でした。』

 

自分がなんとしても結果を出す!と胸に秘めていただけに、思い通りにいかなかった悔しさを滲ませながらホールアウトするNキャプテン。

※もはや声もかけられないS常務。試合独特の雰囲気に一番飲まれています。

 

 

応援団員1 『Nキャプテンも、もうひとつという結果ですかね。』

S常務 『Nはこのコースは得意なはずだから、後半伸ばすだろう。やっぱりNのスコアが予選突破の鍵になりそうだな。しかし、そろそろ腹減ったな。』

応援団員2 『食事にしましょうか?おにぎり買ってきたんで車で食べますか?』

S常務 『鮭おにぎりある?おれ鮭がいいな。なければツナマヨでもいいけど。。。』

応援団員3 『あれ?いま打ったのSさんじゃないですか?』

S選手の存在をすっかり忘れていたプロギア大応援団(16名)。急いでS選手があがってくる18番ミドルホールに駆けつけます。

 


なんと絶好の位置からセカンドショットを放ったS選手!

残り140ヤード。8番アイアンで放たれた打球はきれいな放物線を描いて、

 

グリーン手前15ヤードのバンカーに突入。

残念!マットから打っていればおそらく直接カップインというくらいピンを差していたのですが、ラフからのショットはS選手の試打会人生では経験したことの無い抵抗を生みました。

 

 

ピンまで35ヤードある、砂がフカフカのバンカー。絶対出ないやつです。

すぐそこにある悲劇を予感した応援団が一斉にスマホで動画を撮影しだした時、

 

な、なんと奇跡のバンカーショットが炸裂!

ピンハイ2メートルにつけるナイスアウトです。この日一番ギャラリーが盛り上がった瞬間でした。

上からのパーパットを慎重に刻んで、S選手はボギーフィニッシュ。

ミラクルバンカーショットの興奮冷めやらぬ応援団は一斉にS選手に駆け寄ります。

 

S選手 『お、お、おつかれさまれす。スコア?・・・計算しないとわかりません、、、』

 

 

激闘を終え、目も虚ろなS選手。

自分のスコアもわかならいほど疲弊しています。ゴルフは老化防止、認知症予防に効果あり。と科学的に証明されたばかりですが、S選手はスタート時よりも、あきらかに15歳くらい年をとって帰ってきました。

ちなみに日経カップの選手になってから、30歳くらい年をとったような気がします。これがエンジョイゴルフと、命を削って戦う競技ゴルフの違いでしょう。

 

ちなみに日経カップ代表選手になる前、3ヶ月前のS選手がこちら。

※画像はイメージです。

いかに心身を酷使し、日経カップに取り組んでいるかがおわかりいただけただろうか。

 

 

結局、同伴競技者の皆さんの力を借りて、前半のスコアが48だったことが判明したS選手。

思い通りのゴルフとはいかなかったようですが、これだけのプレッシャーの中、難コース相手によくぞこのスコアで回ってきたと、賞賛するべきでしょう。

 

前半終了、ハーフチェック

ハーフを終了した選手は、後半のスタートまで若干の休憩時間がありますので、軽食を取り、午後のスタートに向け英気を養います。

 

※噛むという動作さえも忘れて、無心でバナナを吸い込むS選手。S選手にとってバナナは飲み物です。

 

 

ちなみに前半を終えた時点で、プロギアチーム上位3人のスコアは129。予選目標スコアを237に設定してましたので、その半分だと118.5でその差は10.5打。前半の順位はなんと23位、大変な誤算です。

ただし、他社チームを見ても例年に比べスコアが伸びていません。前週の台風の影響でラフが強く伸びているのがどうやら原因のようですが、予選通過の7位までのスコア差は7打。後半神がかり的にまくれば、チャンスが無いとは言えません。

 

勝負の後半のスタートを前に、S常務と団長が何やら真剣に話し込んでいます。後半の戦略を練っているのでしょうか!?

 

さぁ、休憩を終えて午後のスタートです。

S選手も仲間の声援を受けて元気がみなぎってきました。

 

 

 

勝負の後半9ホール、スタート!

まずはエースY選手のティーショット。

普段のような笑顔は無く、かなり気合いが入っているのが遠目にも見て取れます。

 

目が覚めるようなナイスショット!

フェアウェイど真ん中、応援団も大盛り上がり!!

 

続いて、M選手。

 

ちょっと右に吹かしました。

最年長M選手の体力も限界に近づいておりますが、気力を振り絞り前に進んでいきます。

 

続いてS選手の組の番ですが、S常務が付き添い何やら話しかけています。

S常務 『思えば、お前がこの2ヶ月、一番頑張って練習してきたな。みんなお前の努力を十分見て知ってるよ。もうどれだけ打ってもいいじゃないか、どこだって道場、いつだって自分次第だ。頑張れ!

S選手 『は、はい。(涙)』

 

入社当時からS選手の試打会を見守り、20年前には同じ部署で机を並べて一緒に苦労を共にしたS選手に、S常務からどびきりの激励が送られました。おそらく団長から、激励を依頼されたのでしょう。団長直々の激励は刺激が強いので薄めて投与しないとS選手はショック死してしまいます。

 

S選手のティーショット!

 

やりました!右からドローで回してきて、フェアウェイど真ん中。推定飛距離217ヤード!ティーアップしちゃえば、マットも芝生も関係ありません。

フィニッシュで坂田利夫師匠のような踊りを披露しながら、元気にティーオフしていきました。

 

 

最後に、Nキャプテン。

 

豪快なショットはフェアウェイど真ん中。270ヤードは飛んでいます。

 

 

泣いても笑っても残り9ホール。

プロギアチームの反撃の狼煙が上がりました!果たしてプロギアチームは悲願の予選通過なるのか?

 

次回、『日経カップ結果発表』につづきます。

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