Hole 168 日経カップ挑戦編・緊迫!おじさん代表選手選考会②

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狙う男

Hole7 480yards Par5

右ドッグレッグの短めのロングなので、右サイドを狙えば2オン可能なホールです。

ここで、

本日初オナーのS先輩はギアを一段あげ、2オン狙いでぶっ叩きます。

 

Y山先輩も負けじとショートカット狙いで振ります。

 

S常務はここでもLSドライバーが火を吹いて、S先輩、Y山先輩のボールをキャリーで超えて行きます。

 

セカンド地点、Y山先輩はラフでしたが、グリーンを狙います。

 

そしてS先輩は残り220ヤードを、RSフェアウェイ5番ウッドで狙います。

おー!これはグリーン方向にナイスショット!

さすが勝負の鍵を握るクラブです。

 

その30ヤード先から、S常務もLSユーティリティでグリーンを狙います。

これも良い当たり!

 

さあ、ボールはピンに絡んでいるのでしょうか。わくわくしながらグリーンを目指すS先輩。

これがなんと、

NEXT TEE看板にベタピン!!

 

どうやら気合が入りすぎてグリーンをオーバーしてしまった模様。とりあえず力づくでNEXT TEE看板を引っこ抜くS先輩。(動かせる障害物と判断)

樹齢数百年の松を背負いながらのアプローチ。

これは届かず。しかし勝負への執念を怖いくらい感じます。

 

Y山先輩はセカンドショットが曲がって林の中からグリーンを狙うも届かず。

しかしこれをしっかり寄せます。

 

S先輩も同じ位置からさらに内側に。

 

S常務はグリーンサイドからパターで寄せて、

これを1パットで決めた!が、途中アプローチのチャックリを2回やらかしてしまったためボギー。

 

S先輩はしぶとくパーを獲ってY山先輩との差をじりじり詰めます。

 

Hole8 157yards Par3

続いてのホールはグリーンの前後をバンカーで囲まれたショートホール。

右からやや強めの風が吹いてます。

この風をどう利用するか、風を読み、風を利用する稀代の軍師、S先輩の戦略が頭のなかで高速回転しています。

右からドローで攻めるも、打つ瞬間に風がピタリと止み、ボールは右の林へ。

 

Y山先輩はここも確実にグリーンを捕らえました。

 

続いて、

『S常務ー、出番ですよー!』

アプローチのミスが頭から離れず黄昏ていたS常務。

ここはハンドファーストインパクトがしっかり決まって、ボールは左のサブグリーン方向へ。

 

『なんだ、グリーンに来ると風が逆に吹いてた。』

林からS先輩は何とかグリーンオン。

 

S常務もここは上手く寄せました。

 

Y山先輩のバーディーパットは惜しくも入らず、パー。

 

S常務のパーパットも入らず!S先輩とともにボギーとしました。

 

乱れる男

Hole9 478yards Par5

さあ、前半の最終ホール。左は全てOB、右は1ペナがグリーンまで続きます。繊細なショットが必要となるロングホール。攻めるか、守るか。

 

まずY山先輩。ここも曲がらないドライバーで安全にフェアウェイをキープ。

 

S先輩も安全に。

あ。

左へ曲げてしまいました。OBです。

 

引っかけやすいS常務は左を十分警戒しながら、

ビチッ!!

キャリー9センチでボールは前に。何とかOBを回避することができました。

 

S先輩の暫定球はフェアウェイをキープ。

 

S常務のティーショットは飛距離42ヤード。左OB、右1ペナはグリーンまで続くので、セカンドショット以降も緊張感を持ってプレーしなければいけません。

アイアンで確実に前へ。

これも頭を叩いてポッコンチョロ!

 

気を取り直して

LSフェアウェイウッドで。

ナイスショット!LSフェアウェイウッドのやさしさと打ちやすさのおかげで何とか前に進むことができました。

 

Y山先輩のセカンドはフェアウェイからQ18で。

これはちょっと左を警戒しすぎて右へ。

 

S先輩もQ18。窮地を救ってくれるQはおじさんゴルファーにとってピンチの時に頼れる存在なのです。

 

なお、Y山先輩のセカンドショットは1ペナ杭を越えてしまっていました。

林の中からの4打目。

あっと、木に当たって脱出できず。最終ホール、みんなバタバタしてきました。

 

S先輩のボールはグリーンサイドのバンカー。

 

おっと、これはホームラン。

『あー、このバンカー砂が薄く締まってるからもっと打ち込まないとダメだったかー。』

 

グリーン横のラフから、

なんとか寄せましたが、

結局。

 

『8です。』

 

『9です。』

 

『9です。』

最後の最後で崩れてしまったおじさんたち。

 

さあ、前半9ホールが終了しました。

折り返し地点での結果がこちら↓

Y山先輩、S先輩が同スコア。ずいぶん離れてN、もっと離れてS常務という状況です。

予想はしていましたが、Y山先輩とS先輩の一騎打ち。どちらが代表選手の切符を手にするのか!?

後半は同じコースをもう一周します。コースの状況、ピン位置を把握した状態でのベテラン同士の駆け引き。その模様は次回以降に続きます。お楽しみに!

つづく

 

 

―新サイエンスフィット日記・登場人物紹介―

PRGRサイエンスフィット日記ご意見番 S常務

日々の修練の成果でショット力もアップしたし、クラブも最新のものを使用。でもスコアがいつも通りなのはやっぱりアプローチだよなあ。ということをあらためて痛感しながら、パターで必死にアプローチする男

 

PRGR日経カップ候補 Y山先輩

競技ゴルファーとして長年戦ってきたが著しい飛距離ダウンを痛感し、7000ヤードの筑波カントリーだとどうなっちゃうんだろうと心配する男。

 

PRGR日経カップ候補 S先輩

日経カップのためにゴルフ場会員権を買い、お小遣いを節約しながらこの日のために準備を続けてきたので、何としても代表選を勝ち残るべく策略を張りめぐらす男。

 

PRGRサイエンスフィット日記筆者 N

数々のスイング改造、クラブ改造の結果、その弊害がアプローチに出てくるとは思ってもみず、S常務同様パターでアプローチしまくる男。

 

―合わせて読みたい―

PRGRのクラブの歴史、開発現場を紹介する新しいコンテンツ、PRGRクラブ開発物語・ギアスト!開発スタッフとして奮闘するF君が登場してギリギリ新シリーズLS、新コンセプト05アイアンの開発秘話を紹介。PRGR WEBにて大好評連載中です。

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コメント

  1. パット下手 より:

    Y山先輩とS先輩の一騎打ちがいいですね。
    最後にNさんの逆転勝ちってのもありそうで目を離せません。^^)

    1. prgr より:

      パット下手さん
      コメントありがとうございます!息詰まる競技ゴルファーふたりと、アプローチのたびに息をのむ下手ふたりの熱い戦い。私も頑張ります(^_^)

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