Hole274 凄いゴルファーがサイエンスフィットにやってきた【スイング解析クラブフィッティング編】

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熱狂ゴルファーの皆さま、こんにちは。

PRGRの公式ブログ担当、Nと申します。

ゴルフメーカーPRGRが誇る、科学的なスイング解析とレッスンを融合させたゴルフ上達メソッド『サイエンス・フィット』に通って、楽しく真剣にレベルアップを目指すゴルファーの姿を追い続ける”ほぼ”リアルドキュメントブログ、新・サイエンスフィット日記。

 

前回はTEAM PRGR辻梨恵プロのショートゲーム解析の模様をお届けしました。

パッティングに関するヒントを得た辻プロですが、その模様をじっと見つめていた男が

大変ご無沙汰してます。サイエンスフィット日記の初期メンバーF君です。

 

当ブログ初登場時はプロギアの営業マンでしたが、ギアマニアと理系脳を買われてクラブ開発担当となり、現在はプロ担当として全国のツアー会場を転戦しプロサポートをしているF君。

プロの悩みに耳を傾け、調子に目を配り、最大限のサポートをおこないながら契約プロとPRGRブランドを輝かせるために日夜奮闘しているのです。

 

F君
F君
いくつか辻プロにテストしてもらいたいクラブを用意しているので、スイング解析もお願いできますか?

 

宮川コーチ
宮川コーチ
そうか、わかった。じゃあスイング・スキャンをやりましょう

ということでF君のたっての希望により、ショートゲーム解析に続き、辻プロのスイング解析をおこないます。

 

辻梨恵プロのスイング解析

サイエンスフィットのスイング解析は、ヘッド、シャフト、体の動きを独自の測定器で計測し、そのデータを解析してスイングの傾向や弱点、マッチするクラブなどを浮かび上がらせるのです。

 

*初期弾道測定・ヘッド挙動測定器【REDEYES IMPACT】

 

*シャフト挙動計測用センサー【REDEYES ROB3】

 

宮川コーチ
宮川コーチ
では測定用クラブで数球ショットしてください

 

辻梨恵プロ
辻梨恵プロ
はい、いきます

 

\ズバンッ/

 

\ズバンッ/

 

分厚い打球音がブース内に響き渡ります。

見守るF君にいつもの笑顔ではなく、厳しい眼差しを向けています。

 

宮川コーチ
宮川コーチ
では体の動きを計測するので、ちょっと準備しますね

と、反射マーカーをつけたウェアやパーツを全身に装着します。

最後は頭に装着して完了

 

辻梨恵プロ
辻梨恵プロ
あははっ

テンションがあがってポーズを決めてくれる辻プロ。日本舞踊みたいで素敵です。

 

宮川コーチ
宮川コーチ
ではキャリブレーションをしますので、手を小さく前に出して止まってください

*モーション・キャプチャシステム【SWING SCAN】

 

ブース内に設置した7台のカメラが辻プロの体のマーカーを読み取り、画面上に辻プロのアバターを出現させます。

すると

 

辻梨恵プロ
辻梨恵プロ
おおー、あははっ

モニターに辻梨恵プロが出現!

 

宮川コーチ
宮川コーチ
では次に、アドレスした体制から両腕を脱力してください

がっくりうなだれる辻プロ。なかなかレアな姿です。

 

宮川コーチ
宮川コーチ
ではショットをお願いします

 

辻梨恵プロ
辻梨恵プロ
はい、いきます

\ズバンッ/

こうして計測は終了。収集したデータを宮川コーチに解析してもらいましょう。

 

■ヘッド挙動解析

宮川コーチ
宮川コーチ
ヘッドの軌道を確認すると辻プロのスイングは”インサイドアウト・アッパーブロー軌道”のAゾーンに位置してますね。以前測定したときよりインサイドアウトの度合いが小さくなっています

 

■シャフト挙動解析

 

宮川コーチ
宮川コーチ
次にクラブの動きを確認します。辻プロはフェースローテーションを使ってボールを捕まえていますね

 

宮川コーチ
宮川コーチ
ダウンスイングでのタメも大きく、インパクトでヘッドを加速させています

男子プロに比べて女子プロやジュニアゴルファーはタメを大きく使う傾向にあります。これが一般アマチュアとヘッドスピードは同じなのに女子プロのほうが飛ぶ理由のひとつです。

 

宮川コーチ
宮川コーチ
スイング中のヘッドスピードとグリップエンドのスピードの比率から”リストターン比率”を割り出し、ボディターンスイングかリストターンスイングかを確認します

リストターン比率はスイング中のシャフトの撓らせ方や撓り量に影響を及ぼすので、シャフト選びの指標のひとつになります。

 

宮川コーチ
宮川コーチ
辻プロのリストターン比率はボディターンとリストターンの中間の”ミッドターンタイプ”、シャフトを全体的にしならせることができるのでクセのないシャフトが合いやすいですね

 

辻梨恵プロ
辻梨恵プロ
へー、すごい。いろいろなことがわかるんですね

 

宮川コーチ
宮川コーチ
最後に、体の動きを確認していきましょう。

 

■動作解析(スイング・スキャン)

画面には辻プロのアバターとともに、アドレス、トップ、インパクト時のぞれぞれのリスト、胸、腰の角度が表示されています。

この膨大なデータをサイエンスフィットインストラクターは解析し、スイングのズレや小さなエラーを見つけ出し、修正していくのです。では宮川コーチ、お願いします。

 

宮川コーチ
宮川コーチ
多くのプロ、アマチュアのデータを日々収集しているのですが、辻プロの動きは女子プロの平均的なデータとほぼ同じです、さすがです。

 

宮川コーチ
宮川コーチ
ちなみにアドレスで脱力してもらって測定したのは左手の甲の角度で、辻プロの数値は38度でした。骨格などによって人それぞれ左手甲の向きは変わってくるんですが、インパクト時に自然とこの角度に戻って来るのでこの数値が結構大事なんです

 

宮川コーチ
宮川コーチ
左手の甲の角度が体の側面を向く人(数値が小さい)はスイング中に腕の回旋を多く使うE(EXTENSION)タイプ、左手の甲が体の正面を向く人(数値が大きい)はF(FLEXION)タイプと言う風にスイングタイプ別に分けられます

 

宮川コーチ
宮川コーチ
インパクトで左手の甲は自然と最初に計測した脱力した角度に戻ろうとするので、自分のスイングタイプにあったグリップ、アドレス、スイング、クラブにしたほうがいいですね

 

宮川コーチ
宮川コーチ
Eタイプの人は腕を回旋させるのでテークバックでフェースを開きインパクトでフェースを戻します。逆にFタイプの人は腕の回旋をあまり使わず、骨盤を回してボールを捕まえます。Eタイプは操作性のあるクラブが合うし、Fタイプは慣性モーメントが大きいフェース挙動が安定したクラブが合いやすいですね

 

辻梨恵プロ
辻梨恵プロ
えー、そもそも骨格によってスイングやクラブに合う合わないがあるんですね

 

宮川コーチ
宮川コーチ
そうですね。ちなみに辻プロは左手甲の向きが38度だったのでFタイプですが、アドレスでは23°とやや小さめ。フェースローテーションを使ってスイングを作り上げてきたと思いますが、本来の骨格だともう少しグリップをフックに握ってもいいかもしれません。

 

辻梨恵プロ
辻梨恵プロ
えー、そうなんですか。意外ですね!でもすごくわかりやすいです

さらに細かいデータを説明する宮川コーチと真剣に聞き入る辻プロ。

その姿をよく見ると、、、

 

N
椅子の背もたれを使ってない!!

 

見てください、この鉄板でも入ってるんじゃないかと思うピシッとした姿勢の良さを!幼少期から座禅や茶道に慣れ親しんできたのもあるかと思いますが、日ごろのトレーニングによって鍛えられた体幹によるものでしょう。さすがアスリートです。

 

辻梨恵プロのクラブテスト

こうして宮川コーチによるスイング解析をおこないましたので

続いてはこの男の出番です。

 

F君
F君
いくつかクラブやシャフトを調整して持ってきたので、試してみてください

 

辻梨恵プロ
辻梨恵プロ
はい

慣れた手つきでクラブを準備するF君。普段ツアーバンではクラブの組立てや調整もおこなうので、辻プロの好みやスイングに合わせたクラブを準備していたのです。

そのなかにはこの夏秋の新シャフトなどもあります。

特徴などを説明しながらクラブを渡すF君。

しかしながらプロのクラブテストは一球入魂の真剣勝負。スキルがあるだけにクラブに合わせることができるため、一発目のショットのデータ、インプレッションが非常に大切なのです。

\バシッ/

 

\バシッ/

 

真剣な表情でデータを確認するF君。一笑みがありません。

 

辻梨恵プロ
辻梨恵プロ
うーん、ちょっとタイミングが合わないというか、ヒール気味に当たりますね

ほんの少しでも違和感があれば使用することはありません。本当に信頼のおけるものでないとシビアなツアーの現場でバッグインはしないのです。

 

F君
F君
これも試してみてください。開発中のテストヘッドです

詳細を語らずクラブを渡すF君。何やら極秘クラブのようです。

 

\パキッ/

 

辻梨恵プロ
辻梨恵プロ
えっ、初速が出る。飛びますね

 

F君
F君
そうですね、まだ試作段階なので具体的には言えませんが、また次のサンプルが上がってきたらテストしてください

 

F君
F君
ではこれはどうでしょう。今使用しているヘッドの重心をちょっと変えてみました

 

\ビシッ/

 

辻梨恵プロ
辻梨恵プロ
うん、振りやすいですね

 

球筋を確認しながら、また新たなクラブを準備するF君。

 

F君
F君
これはどうですか?試合で使っているRS SPEEDのプロトタイプです。形状がシャープになって叩いても左に行きにくいモデルです

 

辻梨恵プロ
辻梨恵プロ
へー、ちょっとカタチが違いますね

 

\バシッ/

 

ほぼ変動しない、安定したデータが測定器に刻まれていきます。

 

が、納得がいかない様子のF君。

宮川コーチと相談し

 

F君
F君
RS MAXのプロトタイプです。辻プロのスイングタイプに合わせた大慣性モーメントタイプのヘッドですがスライドウェイトで重心位置の微妙な調整も可能です

従来、操作性のよい小振りなヘッドが好みだった辻プロにあえて逆張りのヘッドを渡すF君。辻プロの浮上のきっかけを探すべく、スイングスキャンの解析データから導き出したクラブを試してもらいます。

 

\パキン!/

 

辻梨恵プロ
辻梨恵プロ
音が大きい!

 

辻梨恵プロ
辻梨恵プロ
でもなんかいいですね!これコースでも試してみたいです

遂にデータもインプレッションも上々のクラブに辿り着きました!ただし、やはりコースで実際に試してクラブの本来のポテンシャルを確認しないと実戦投入とはなりません。

しかしながらサイエンスフィットのスイング解析からひとつの方向性を見いだせて、ひとまずほっとするF君。

 

ということで、今回は忙しいツアーの合間を縫って、辻梨恵プロにサイエンスフィットのショートゲーム解析とスイング解析を体験いただきました。

 

N
辻プロ、ありがとうございました!

 

辻梨恵プロ
辻梨恵プロ
いえいえ、こちらこそありがとうございました。私もパターやスイングのことがよくわかって凄く勉強になりました。普段は感覚でゴルフをしていますが、定期的に自分のスイングを数値で確認するのも大事ですね。みなさん、サイエンスフィット、ショートゲーム解析おすすめです。ぜひ一度体験してみてくださーい

サイエンスフィットのPRまでしてくれちゃって、ほんといつもありがとうございます。

 

そして

この男にもいつも通りの笑顔が戻ってきました。

 

引き続き辻プロとF君のツアーでの活躍を祈ってます。頑張ってください!

こうして、ふたりは厳しいプロツアーの世界へ戻っていきました。

 

が、

 

N
あ!辻プロにアレをお願いするの忘れてた!

次回も辻梨恵プロにご協力いただきます。お楽しみに。

つづく

 

【お知らせ】

PRGRサイエンス・フィットでは、ただいまサイエンス・フィット ティーチングコース3回とショートゲームレッスンがセットになったお得な『スイング強化キャンペーン』を実施中(~2025年11月30日まで)です。この秋はスイングを強化してスコアアップを目指しましょう、ぜひご利用ください

▼スイング強化キャンペーンについて詳しくはこちら

https://www.prgr-school.com/lp/sciencefit-shortgame/

 

 

 

 

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