Part1 サイエンス・フィットで分かった!
プロとアマのスイングの違いと改善ドリル
(3)フォローで左ヒジを伸ばしていけばスライスが改善でき、飛距離が伸びる
ほとんどのプロはフォローで左ヒジが伸びているのに対し、サイエンス・フィットにくるアマチュアゴルファーの約4割がいわゆる“左ヒジが引けた”フォローになっています。この打ち方だと、スイング軌道がアウトサイド・インになるためにスライスが出やすくなるだけでなく、スライスを修正しようとして無理に手首を返すことによるフックの原因にもなります。また、効率的にパワーが伝わらないため、飛距離も伸びません。今回は左ヒジを引いてしまう悪い癖を修正するドリルを紹介しますので是非お試しください。
【プロアマ動画比較】インパクトからフォローにかけての左ヒジに注目
左は藤本麻子プロ、右はアマチュアゴルファーのスイングです。インパクトからフォローにかけて、藤本プロの左ヒジは伸びているのに対してアマチュアの方は左ヒジが曲がってしまっています。左ヒジが曲がると、スイング軌道がアウトサイド・インになるためスライスが出やすくなるだけでなく、スライスを修正しようとして無理に手首を返すことによるフックの原因にもなります。また、効率的にボールにパワーが伝わらないため、飛距離も伸びません。
【動画で解説】“左ヒジが引けた”フォローを改善するためのドリル
インパクトからフォローにかけて左ヒジを引いてしまう悪い癖を修正するためには、左ヒジがフォローで下を向くようなイメージで、左腕全体でローテーション行う必要があります。そのためのドリルを紹介します。少し右足を引いて構えてください。右足を引くことで、インパクトからフォローにかけていわゆる“左サイドの壁”がつくりやすくなり、左腕のローテーションがしやすくなります。さらに、フォローでは左ヒジが下を向くようなイメージで振ると“左ヒジが引けた”フォローが改善されます。